2025.06.15カテゴリー:

本日は、寝屋川市内の不動産管理会社様より、「テナントビル内のパイプスペースの鍵を紛失してしまい、開けられない」とのご連絡をいただきました。中には水道・電気関連の配管が収納されており、早急に開ける必要があるとのことで、現場へ直行いたしました。

現地にて確認したところ、使用されていたのはGOAL社製のピンシリンダーAS/LXタイプ。このシリンダーは構造が比較的しっかりしており、不用意な開錠を防ぐ性能が備わっています。こういった鍵は信頼性が高い一方で、正規のキーがない場合の解錠には繊細な技術が求められます。

鍵解錠の流れ:ピックガンの技術でスマートに対応

今回は鍵交換もあわせてご依頼いただいていたため、シリンダー内部をできるだけ傷つけずに解錠する必要がありました。まずはピッキングの準備として、鍵穴にテンションをかけ、ピックガンを使用した解錠を試みました。

この作業では、「どれだけテンションをかけるか」「どの強さでピックガンを使うか」といった細かい技術が非常に重要になります。力のかけすぎは部品の破損に繋がるため、慎重に調整しながら作業を進めました。

実際には、鍵穴が回る方向として“解錠と逆方向”のほうがスムーズに回ったため、まずそちらに回してからリターンスピナーという専用工具を使い、正規の方向へ一気に転換。これによりスムーズかつ短時間での解錠に成功しました。

鍵交換作業:現場での柔軟な判断と対応力

解錠後は、事前のご依頼に基づいてシリンダーの交換作業も行いました。ピッキング解錠後のシリンダーは見た目には問題なくとも、内部のスプリングやピンにわずかなダメージがある可能性もあります。こうしたリスクを避けるため、今回はGOAL純正の互換品シリンダーを用意し、その場で新しいものに交換いたしました。

鍵交換の際は、扉の厚みによる微調整やビスの締め付け強度、取り付け位置の確認など、多岐にわたるチェックポイントがあります。当社では「交換して終わり」ではなく、「しっかり使える状態で終わる」ことを重視しており、今回も細部まで確認・調整を行いました。

作業時間・対応スピードについて

現場到着から作業完了までに要した時間は、およそ20分ほど。不測のトラブルにも備えつつ、安全かつスピーディーに作業を進められたことは、日頃の技術研鑽の賜物だと感じています。

鍵に関するトラブルは「急ぎの用件」が多く、作業が遅れることでお客様側の業務や生活にも支障が出ることがあります。そのため、迅速な対応と確かな技術力の両立を常に意識し、安心してお任せいただけるよう努めています。

最後に:どんな鍵でも、一度ご相談ください

今回はパイプスペースの鍵という特殊な環境でしたが、住宅・店舗・倉庫・車両など、鍵の種類や用途は実にさまざまです。「この鍵でも開けられるの?」「古い鍵だけど対応できる?」といった不安を抱えていらっしゃる場合でも、まずは一度お気軽にご相談ください。

大阪鍵匠では、現場での柔軟な判断力と高度な技術力で、お客様の大切な空間を守るお手伝いをしております。鍵のことなら、どんなことでもお任せください。

お問い合わせ

鍵工事専用無料フリーダイヤル0120-492-193

鍵工事専用メールアドレス fujiwara@kagi-jp.com

 

カテゴリー

カレンダー

2025年6月
« 5月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30