2025.12.10 カテゴリー:

2025年12月10日、店舗裏口からの侵入被害に関する緊急連絡を受け、寝屋川市内の現場へ早朝に急行しました。お客様は以前より鍵交換のご相談をいただいていた方で、今回は空き巣に入られた形跡があるとのことで、すでに警察への通報も済んでおり、現場には緊張感が漂っていました。

現場で判明した鍵交換の落とし穴

裏口の鍵はノブ式で、本キーは紛失状態。合鍵に記載された番号から、iNAHO社製のノブ錠であることが判明しました。当初はインテグラル錠を想定して準備していましたが、実際にはユニロック錠が取り付けられており、内側は押しボタン式のまま。つまり、外側から鍵で施錠できない状態が続いていたのです。

お客様は過去に何度も鍵交換を依頼されていたとのことですが、構造的な問題が見過ごされていたため、防犯性が確保されていなかったことが明らかになりました。

高性能な鍵でもかからないという事実

今回ご提案したのは、AGENT社のS-200DP。ディンプルキー5本付きで、内側をツマミ式に変更し、外側からも確実に施錠できる仕様です。しかし、交換作業中にさらなる問題が発覚。ドアの隙間が広すぎて、ロックがわずかにしかかからないという致命的な構造不良があったのです。

この状態では、どれだけ高性能な鍵を取り付けても、実質的に施錠されていないのと同じ。過去の業者がこの点に気づいていなかったことは、防犯のプロとして非常に残念であり、見過ごせない事例です。

実施した防犯対策と調整内容

• 受け側ストライクにワッシャーを7枚重ねて底上げし、ロックが確実にかかるよう調整
• 折り返し式のガードプレートを設置し、隙間からの覗き込みや工具の差し込みを防止

これにより、鍵がしっかりかかる状態となり、視覚的にも隙間が見えないようになりました。作業後にはすべての工程と原因を丁寧にご説明し、なぜ何度も鍵を替えても裏口が開いていたのかが明確になり、お客様にも大変ご安心いただけました。

🔑 防犯のプロが伝えたいこと

鍵交換=防犯対策ではありません。
本当に重要なのは、現場の状況を正確に把握し、構造的な問題まで含めて対処することです。

今回のように、鍵そのものよりもドアの隙間や取り付け位置が原因でロックが機能していないケースは少なくありません。防犯性能を最大限に発揮するためには、鍵の選定だけでなく、取り付け環境の確認と調整が不可欠です。

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🛠 現場主義で守る、安心の防犯環境

何度も鍵を替えたのに不安が消えない
そんな時こそ、構造的な原因を見つけ出すプロの目が必要です。

寝屋川市で鍵交換・防犯対策をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
現場確認・原因特定・最適な提案・確実な施工まで、すべて自社対応で行っております。

防犯対策は鍵を替えるだけでは不十分。
本当に安心できる環境をつくるために、現場主義で丁寧に対応いたします。

お問い合わせ先

鍵工事専用無料フリーダイヤル 0120-492-193

鍵工事専用メールアドレスfujiwara@kagi-jp.com